その2の韓国語講座

人の言い方

定型句編 第 2 課

/ 당신
私 / あなた
/
俺 / お前
그 사람 / 그 분
その・あの人 / その・あの方
누구
誰・どなた
~씨
~さん
1.「私」「あなた」

韓国語で人を指す場合、よく上のようなものを使います。
丁寧に言いたい場合には、「」「당신」を使えば問題ありません。

」「」は、例えば友人と話す場合に使う、くだけた言い方です。上の訳では「俺」「お前」になっていますが、男女関係なく使用できます。

日本語では「私」「あなた」などという言葉は頻繁に省略するように、韓国語でも特に必要のない限り省略して構いません。

2.「彼」「彼女」

英語の「he」や「she」にあたる言葉には、それぞれ「그이」「그녀」などの ような言い方がありますが、日常会話ではあまり使われません。日本語で「彼」「彼女」という言葉を(「恋人」という意味でなくて)会話で使うと、ちょっとキザに聞こえる のと同じ感じの言葉です。

普通第三者を指す場合には、「その人 / あの人」の意味である、「그 사람」や「그 분」を使います。「분」は、日本語で「人」を丁寧に言うときに使う「方(かた)」の意味です。

注意:「山田さんは元気ですか?」と聞かれた場合、日本語では「あの人は元気です。」といいますが、韓国語ではこの「あの人」の意味でも「그 사람 / 그 분」 を使います。「저 사람 / 저 분」とは言いません。

3.「誰」

日本語の「誰」と同じ意味で、「누구」を使います。「どなた」の意味でも使えます。

「どの人」という意味では「어느 사람」や「어느 분」を使います。

4.「~さん」

~씨」は「~さん」の意味です。注意点として、必ず姓名を使うようにしてください。つまり

姓が「박」(朴) 名が「영희」(永姫) なら、박영희씨

のように使用してください。「姓のみ+씨」はかなり失礼な言い方になります。仮に「박씨!」と呼ぶと、言われた相手が相当ムカッと来ます。

「下の名前のみ+씨」は、割と親しい仲(会社の同僚など)では使える言い方です。目上の人に使うと失礼です。

相手が外国人の場合には「姓のみ+씨」でも構いません(例:스즈키씨 - 鈴木さん)