Sononi Limited / 有限会社その弐

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OmniOSでWindows共有サーバーを作る

初出:2019-07-05 00:00:00  更新:2019-07-05 00:00:00
カテゴリ: IT   タグ: OmniOS

とりあえずテスト用にささっと作りたい場合。試験したOmniOSのバージョンはr151026。

  1. ZFSの作成。”test”という名前のWindows共有フォルダを見せる

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    # プールの作成。テストなのでディスク1個だけ。
    zpool create pool1 c2t1d0
    # Windows共有用フォルダ(pool1/test)を作成。デフォルトでは/pool1/testにマウントされる。
    # Windows共有に絶対に必要なのは"sharesmb"オプションだけ。後はお好みで。
    zfs create -o sharesmb=name=test -o casesensitivity=mixed -o aclinherit=passthrough -o aclmode=passthrough -o utf8only=on -o compression=on pool1/test
  2. PAMの設定

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    vim /etc/pam.conf
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    # 最後に追加
    other password required pam_smb_passwd.so.1 nowarn
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  3. Windows共有用ユーザーの設定

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    useradd user1
    passwd user1
    # 既存ユーザーをWindows共有アクセス用に使う場合には、PAMの設定後にパスワードを再設定する
    passwd adminuser
  4. Windows共有フォルダに対して3のユーザーが読み書きできるように設定

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    # pool1/testに、user1のフルコントロール権(継承付き)を割り当て
    chmod A+user:user1:full_set:fd:allow /pool1/test
  5. Windows機から、このサーバーのIPアドレスまたはDNS名(設定してればの話)でアクセスする。できるはず。