- 1.発音について
韓国語では、
- 8個の母音
- 21個の子音
を区別します。ちなみに日本語では、5個の母音と15個の子音を区別します。 これらが以下のいづれかの組み合わせ(音節)で発音されます:
- 母音のみ
- 子音+母音
- 子音+母音+子音
- 子音+母音+子音+子音 (まれに出現)
- 子音+子音+母音
- 子音+子音+母音+子音
- 子音+子音+母音+子音+子音 (まれに出現)
日本語では、母音の後ろに子音がつく発音はありません。
このように見ると、韓国語の発音は日本語の発音に比べて複雑なことが分かります。
ただ、日本語の発音にあって韓国語には無いものも多くあります。例えば清音と濁音の区別(例:か-が)が韓国語にはありません。韓国語では その代わりに、息の出し方で3種類(普通・強く出す・出さない)を区別します。韓国語にも、日本語でいう「のばす音」の区別がありますが、日本語のようにあまりはっきりとは区別されません。本講座では 基本的に無視しています。
- 2.アクセントについて
韓国語(ソウルなど)は、日本語の「箸」と「橋」のような、アクセントでの単語の区別をしません。単語の高低は、文自体のイントネーションに よって変化します。日本語では「無アクセント型(崩壊アクセント型)」と呼ばれる方言を話す地域で、このような現象が見られます。
同じ韓国語や朝鮮語でも、地方では日本語と同じようなアクセントが存在します。中国語の声調のように、音節内で音の高さが変化するようなこともありません。