その2の韓国語講座

発音の概要

概要編 第 3 課

1.発音について

韓国語では、

  • 8個の母音
  • 21個の子音

を区別します。ちなみに日本語では、5個の母音と15個の子音を区別します。 これらが以下のいづれかの組み合わせ(音節)で発音されます:

  • 母音のみ
  • 子音+母音
  • 子音+母音+子音
  • 子音+母音+子音+子音 (まれに出現)
  • 子音+子音+母音
  • 子音+子音+母音+子音
  • 子音+子音+母音+子音+子音 (まれに出現)

日本語では、母音の後ろに子音がつく発音はありません。
このように見ると、韓国語の発音は日本語の発音に比べて複雑なことが分かります。
ただ、日本語の発音にあって韓国語には無いものも多くあります。例えば清音と濁音の区別(例:か-が)が韓国語にはありません。韓国語では その代わりに、息の出し方で3種類(普通・強く出す・出さない)を区別します。

韓国語にも、日本語でいう「のばす音」の区別がありますが、日本語のようにあまりはっきりとは区別されません。本講座では 基本的に無視しています。

2.アクセントについて

韓国語(ソウルなど)は、日本語の「箸」と「橋」のような、アクセントでの単語の区別をしません。単語の高低は、文自体のイントネーションに よって変化します。日本語では「無アクセント型(崩壊アクセント型)」と呼ばれる方言を話す地域で、このような現象が見られます。
同じ韓国語や朝鮮語でも、地方では日本語と同じようなアクセントが存在します。

中国語の声調のように、音節内で音の高さが変化するようなこともありません。