その2の韓国語講座

音の変化(3)

文字・発音編 第 8 課

音の変化の続きです。

5.「ㅎ」の前後の子音の変化

5-1.後ろの子音の激音化

パッチムが「ㅎ」「ㄶ」「ㅀ」で、後ろの音節の子音が「ㄱ」「ㄷ」「ㅈ」のどれかの場合、後ろの子音の発音が それぞれ「ㅋ」「ㅌ」「ㅊ」になります。

  • 좋고 (良くて) → 조코 ʨokʰo
  • 많다 (多い) → 만타 mantʰa
  • 잃지 (失わ(ない)) → 일치 ilʨʰi

5-2.後ろの子音の濃音化

パッチムが「ㅎ」「ㄶ」「ㅀ」で、後ろの音節の子音が「ㅅ」の場合、「ㅎ」が抜け、後ろの子音の発音が「ㅆ」になります。

5-3.前の子音の激音化

後ろの子音が「ㅎ」で、前のパッチム音節の子音が「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」のどれかの場合、後ろの子音の発音が それぞれ「ㅋ」「ㅌ」「ㅍ」「ㅊ」になります。また、パッチムが二重子音の場合には、最初の子音が発音され、後の子音が激音化します。

  • 악화 (悪化) → 아콰 akʰwa
  • 붉히다 (赤くする) → 불키다 pulkʰida
  • 맏형 (長兄) → 마텽 matʰjɔŋ
  • 입학 (入学) → 이팍 ipʰak
  • 넓히다 (広げる) → 널피다 nɔlpʲʰida
  • 젖히다 (めくる) → 저치다 ʨɔʨʰida
  • 앉히다 (座らせる) → 안치다 anʨʰida